反復性中耳炎
過去6ヶ月以内に3回以上、12ヶ月以内に4回以上の急性中耳炎に罹患した場合、「反復性中耳炎」と言い、急性中耳炎のみ繰り返す場合と滲出性中耳を合併している場合があります。
反復性中耳炎の要因
- 2歳未満の低年齢:抵抗力が弱いためです。
- 集団保育、兄弟がいる:他の子どもから菌をもらうことがあるためです。
- 原因菌が耐性菌である:近年、抗生物質が効きにくい耐性菌が増えています。
- 受動喫煙:鼻やのどの粘膜を障害するため、リスクを高めます。
- おしゃぶり:のどや鼻の中が陰圧になり、耳管の働きに影響を与えるという報告があります。
- 人工栄養児:母乳には感染防御効果がり、母乳栄養のみの乳児に比べ、発症リスクが高いという報告があります。
場合によっては、免疫力を高める漢方薬を内服させたり、鼓膜換気チューブ留置術を勧めることがあります。