みみ・はな・のど 病気解説

老人性鼻漏

鼻の粘膜は吸気を加湿・加温する作用と、逆に高温・多湿の呼気を冷却、再吸収する役割があります。加齢とともに鼻粘膜の機能が衰え、萎縮してくると鼻の中で呼気中の水分が結露して鼻水となるのです。これをOldman's dripと言います。

注意点

風邪やアレルギー性鼻炎と思い、漫然と抗ヒスタミン薬や総合感冒薬を飲んでいることもあり得ますので、注意が必要です。

治 療

生活指導として鼻粘膜を温める様に朝起きたらすぐに鼻をかむ、身体を動かす、朝晩温かめの食塩水で鼻を洗浄するなどが勧められ、鼻炎薬は殆ど効果がありません。ただし、末梢の血行を良くして温める作用のある漢方薬を用いると効果が出る場合があります。


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